ユニフレームは、ツル付きのステンレス鍋「焚き火鍋」シリーズに新しく「焚き火鍋14cm 壺型」(No.659977)を加え、2026年9月12日(土)に発売した。価格は税込4,950円(2026年9月30日時点)。重さは約530g、満水容量は約2ℓだ。
製品ページは、家庭用鍋で人気のマルチポットをベースに、焚き火で使いやすいツルを備えたステンレス製ポットと紹介している。IHクッキングヒーター・ガスコンロに加えて、焚き火でも使えると書かれている。これまでの18cm・26cm・30cmは高さ約8〜12cmの鍋に木ブタの組み合わせだったが、14cmは高さのある壺型で、フタもステンレスになった。
ここに書いた価格・仕様・発売日は、ユニフレーム公式の製品ページと取扱説明書に載っているものだ。使ってみた感想ではなく、公式の数字と注意書きだけで違いを整理する。

焚き火鍋14cm 壺型は2026年9月12日発売、税込4,950円・約530g・約2ℓ
製品ページの仕様欄に載っている内容は次のとおり。取扱説明書の仕様欄も同じ数字だ(満水容量は取扱説明書では「約2.0ℓ」と表記)。
| 項目 | 公式の表記 |
|---|---|
| 品番 | No.659977 |
| 価格 | ¥4,950(税込) |
| サイズ | 最大約Φ15×16.5(高さ)cm(ツル外寸幅:約17cm) |
| 材質 | 本体・フタ:ステンレス鋼/ツマミ:天然木 |
| 重量 | 約530g |
| 満水容量 | 約2ℓ |
| 発売日 | 2026年9月12日(土)発売 |
| 対応熱源(特長欄) | IHクッキングヒーター、ガスコンロ、焚き火 |
製品ページは用途を「1~2人用の煮込み料理・串料理・揚げ物にちょうど良いサイズ」としている。ただし揚げ物については、同じページに焚き火での油調理を控えるよう注意書きがある(後の見出しで説明する)。取扱説明書には、製造国として「MADE IN JAPAN」の表示もある。
14cmでも容量は18cmより多い約2ℓ、高さ16.5cmの「壺型」
名前の数字だけ見ると、14cmはシリーズでいちばん小さい鍋に見える。しかし公式の数字を並べると、満水容量は18cmの約1.7ℓより多い約2ℓだ。18cmは高さ約8cmの浅い鍋、14cmは高さ約16.5cmの深い鍋で、形がまったく違う。重さは18cmの約540gとほぼ同じだ。
| 製品 | 品番 | 価格(税込) | サイズ | 重量 | 満水容量 | フタ | 発売日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 焚き火鍋14cm 壺型 | No.659977 | 4,950円 | 最大約Φ15×16.5(高さ)cm(ツル外寸幅:約17cm) | 約530g | 約2ℓ | ステンレス鋼(ツマミ天然木) | 2026年9月12日(土) |
| 焚き火鍋18cm | No.659984 | 4,400円 | 約Φ18×8(高さ)cm(ツル外寸幅約21cm) | 約540g | 約1.7ℓ | 天然木 | 2021年4月17日(土) |
| 焚き火鍋26cm | No.659991 | 5,500円 | 約Φ26×12(高さ)cm(ツル外寸幅約28.5cm) | 約950g | 約4.5ℓ | 天然木 | 2021年4月17日(土) |
| 焚き火鍋30cm | No.660003 | 7,260円 | 約Φ30.5×12(高さ)cm(ツル外寸幅約Φ32.5cm) | 約1.1kg | 約6ℓ | 天然木 | 2023年5月27日(土) |
価格はいずれも2026年9月30日時点の各製品ページの表示。各ページの紹介文は、14cmが「1~2人用」、18cmが「ソロ向けサイズ。」、26cmが「ファミリー向けサイズ。」、30cmが「大人数の鍋料理にオススメ。」となっている。
フタはステンレス、ツマミは天然木。ほかの3サイズは木ブタ
18cm・26cm・30cmの材質は「本体・ツル:ステンレス鋼」「フタ:天然木」で、特長欄に「風合いのある木ブタ。」とある。3サイズとも「※フタは天然木のため個体差がございます」という注意付きだ。
14cm 壺型は「本体・フタ:ステンレス鋼」「ツマミ:天然木」。フタ自体は金属で、つまむ部分だけが木になっている。製品ページは、この木製ツマミを「持ちやすい天然木のツマミを採用し、グローブ着用時でも開閉しやすい。」と説明している。
なお14cmの仕様欄にはツルの材質が書かれていない。ほかの3サイズは「本体・ツル:ステンレス鋼」と明記しているが、14cmについては公式の記載どおり「本体・フタ」だけを載せておく。
製品ページに「IH・ガス火・焚き火」と書かれているのは14cm 壺型
14cm 壺型の特長欄には、「IHでもガス火でも使用可能」として「ご家庭のIHクッキングヒーター、ガスコンロのどちらでも使用可能。」、さらに「焚き火でも使用可能」として「ツル付きのため、トライポットに吊り下げて使用できます。」とある。家でもキャンプでも使える鍋、という位置づけだ。
18cm・26cm・30cmの製品ページと取扱説明書には、IHやガス火への対応についての記載が見当たらなかった。記載がないというだけで、使えないと書いてあるわけではない。家庭のIHで使いたい場合は、購入前にユニフレームのお問い合わせ窓口か販売店で確かめてほしい。
「揚げ物にちょうど良い」でも、焚き火での揚げ物は控える
誤解されやすいのがここだ。製品ページは14cm 壺型を揚げ物にちょうど良いサイズとしている一方で、価格のすぐ下に次の注意を載せている。
※ 炎が油へ引火する危険がありますので、焚き火での揚げ物など油調理はお控えください
取扱説明書も「油は200度以上に上昇させないでください。火災の危険があります。」と書き、続けて炎を巻き込み油に引火する危険があるとして「焚き火での油調理はお控えください。」としている。焚き火に吊るして揚げ物をする鍋ではない。油を使う料理は焚き火では行わない。家庭のIHやガスコンロで揚げ物をするときも、取扱説明書のとおり油の温度を200度以上に上げない。
なお、揚げ物に触れているのは14cm 壺型だけだ。18cm・26cm・30cmの取扱説明書は「天ぷら等の揚げ物料理等には使用しないでください。油温が200℃以上に達すると火災の危険があります。」としており、熱源を問わず揚げ物には使わない。
もう一つ、製品ページには「木製ツマミが割れる原因となりますので、食器洗い乾燥機のご使用はお控えください」ともある。家で使うときも、食器洗い乾燥機には入れない。

取扱説明書の注意は、ツルの点検・空だき・満水・保管
取扱説明書(1枚もの)の「ご使用の前に」「ご注意」「お手入れ・保管について」から、焚き火で使う人が押さえておきたい項目を拾うと次のとおり。
- ツルの取付部に破損やガタツキがないことを確認してから使う。ツルは使用を繰り返すとゆるむ場合があり、ゆるみがある場合は使わない(脱落してやけどやケガの原因になる)
- 調理中や調理直後は鍋やツルが熱くなるので、素手で持たず鍋つかみ等を使う
- 空だきはしない(火災や本体の変形、やけどの原因)
- 縁まで水等を満たした状態で使わない(熱湯の吹き出しによるやけどや故障の原因)
- オーブンレンジでは使わない
- 調理物を鍋に入れたまま保存しない。調理後は速やかに他の容器に移す(サビの原因)
- こげつきは金属製の固いもので落とさず、熱湯に浸して柔らかくしてから取り除く
初めて使う前は、食器用洗剤を付けたスポンジ等で十分に洗う。それでも黒いもの(研磨材のカス)が付く場合は、水を入れて沸騰させ、そのお湯を捨てるよう書かれている。
焚き火で使うのは屋外。テントの中やタープの下では使わない
取扱説明書には「調理の際は十分に換気してください。」ともある。キャンプでこの鍋を焚き火にかけるのは、屋外の風通しのよい場所だけにしたい。NITE(製品評価技術基盤機構)は、キャンプの注意点として次のように呼びかけている。
テントの中などの換気が不十分な場所でたき火をしたり、ガスカートリッジこんろやポータブルストーブ、ランタンなどを使用したりすると、一酸化炭素中毒に至るおそれがあります。必ず屋外の風通しのよい場所で使用してください。
寝る前だけの話ではない。起きている間でも、テントの中やタープの下で焚き火やバーナーを使わないでほしい。屋外であっても、ツルの点検や鍋つかみの使用、焚き火での油調理を控えることなど、取扱説明書の注意はそのまま当てはまる。焚き火は焚き火台の上で行う。ユニフレームの焚き火台の一つはファイアスタンド2の紹介記事で取り上げている。
買うなら正規販売店で、収納ケースは取扱説明書が「GYメッシュケース M」を案内
ユニフレーム公式サイトの「取扱店舗一覧」には、全国の正規販売店の店名・住所・電話番号が都道府県別に載っている。在庫は一覧には出ていないので、店頭で買う場合は事前に店舗へ問い合わせるのが確実だ。公式サイトから開ける「UNIFLAME Biz」は、キャンプ場やBBQ場向けの業務用ラインのオンラインショップとされている。
14cm 壺型の取扱説明書は、収納ケースとして「GYメッシュケース M」(No.668856)を載せ、「柔らかいメッシュ生地で、収納に便利。」と紹介している。製品ページによると、価格は税込660円(2026年9月30日時点)、サイズは約24×24cm、重量は約20g、材質はポリエステルだ。
18cm・26cmの製品ページには、関連商品として専用ケース(焚き火鍋18cmケース 税込3,190円、焚き火鍋26cmケース 税込3,850円)が並んでいる。14cm 壺型用の専用ケースは、2026年9月30日時点で製品ページの関連商品には見当たらなかった。ほかのユニフレームのギアはソロキャンプ向けユニフレームの人気ギアの記事でも紹介している。
情報源
- ユニフレーム「焚き火鍋14cm 壺型」製品ページ(No.659977) https://www.uniflame.co.jp/product/659977(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋14cm 壺型」取扱説明書(PDF) https://www.uniflame.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/01/1d1bf56db8c3a259ce38b8d8bf453ba0.pdf(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋18cm」製品ページ(No.659984) https://www.uniflame.co.jp/product/659984(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋26cm」製品ページ(No.659991) https://www.uniflame.co.jp/product/659991(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋30cm」製品ページ(No.660003) https://www.uniflame.co.jp/product/660003(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋18cm」取扱説明書(PDF) https://www.uniflame.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/a4b3581e6155dc13225b827e4dd0ff1c.pdf(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋26cm」取扱説明書(PDF) https://www.uniflame.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/4d68c7d85f8e23d483b57c1907a48c0e.pdf(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「焚き火鍋30cm」取扱説明書(PDF) https://www.uniflame.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2023/02/b3d0687bcd0d29ef4b40977fd7934677.pdf(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「GYメッシュケース M」製品ページ(No.668856) https://www.uniflame.co.jp/product/668856(2026年9月30日に閲覧)
- ユニフレーム「取扱店舗一覧」 https://www.uniflame.co.jp/shop(2026年9月30日に閲覧)
- UNIFLAME Biz(ユニフレームビズ) https://uniflamebiz.theshop.jp/(2026年9月30日に閲覧)
- NITE(製品評価技術基盤機構)「増加するキャンプ需要~初心者が守るべき注意点~」(2021年4月28日) https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2021fy/prs210428.html(2026年9月30日に閲覧)









