焚き火シートのおすすめ4選と使い方【2026年10月】|耐熱温度・価格はメーカー公式の表示で、焚き火台はテントから離す

焚き火シートのおすすめ4選と使い方【2026年10月】|耐熱温度・価格はメーカー公式の表示で、焚き火台はテントから離す

焚き火シートは、焚き火台の下に敷いて、火の粉や落ちた薪から地面を守る道具だ。コールマンは、焚き火シートの使用を必須にしているキャンプ場もあると案内している。ただし、熱を完全に遮るものではない。ロゴスもDODも、公式ページでそう断っている。敷いたからといって、芝生の上やテントのそばで焚き火をしてよい、ということにはならない。

この記事は以前、「焚き火シートのおすすめ10選」として、出どころの確かでない素材の説明や耐熱の数字、筆者の体験談、テントでの使い方の話を載せていた。これらは取り下げる。紹介する製品も、メーカー公式で販売終了になっておらず、仕様と価格を公式の数字で書ける4製品に絞った。

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ここに書いた仕様・価格・注意は、2026年10月3日に、ロゴス・コールマン・DOD・カワセ(BUNDOK)の公式サイトと、NITE(製品評価技術基盤機構)・消費者庁の資料で確認したものだ。価格は税込で、2026年10月3日時点の表示である。

土の地面に敷いた白っぽい耐熱シートの上に、薪を載せたメッシュ型の焚き火台。そばの水を張ったバケツの取っ手を手がつかんでいる
イメージ画像です。
目次

焚き火シートの役目は、地面を火の粉と落ちた薪から守ること

各メーカーは、焚き火シートの役目を次のように書いている。

メーカー・製品役目についての公式の表示(原文)
ロゴス たき火台シート「たき火台の下に敷くと、こぼれた灰や火の粉から、芝生やウッドデッキを守ってくれます。」
コールマン ファイアープレイスシート「焚き火による灰や小さい火が地面に落ちないようにして自然に負荷をかけずに焚き火を楽しみましょう。」
DOD タキビバビデブーM「焚き火台からこぼれた薪や火花などから地面への延焼を防ぎ、地面へのダメージを軽減。」
BUNDOK 焚火シート(カワセ)「耐火に優れた焚き火用シート。」

どれも、焚き火台を使うことが前提だ。焚き火台の代わりにはならない。DODは注意事項で「シート上で直火はできません。」と書いている。直火が禁止のキャンプ場で、シートの上に薪を直接置いて燃やすのは、使い方として誤りだ。

「焚き火シートはいらない?」の答え|焚き火台を使うなら用意する

コールマンの焚き火の解説ページは、焚き火台があっても地面には高い熱が伝わり、薪が崩れて地面に落ちることもあるとして、焚き火シートも準備するよう勧めている。そのうえで、焚き火シートの使用を必須としているキャンプ場もある、と書いている。

だから、焚き火台で焚き火をするなら、焚き火シートは用意しておきたい。ただ、必要かどうかを最後に決めるのは、使うキャンプ場のルールだ。焚き火そのものを認めていない場所、区画を決めている場所もある。消費者庁は、キャンプ場で「テントの設営場所、火の取扱いや道具の使い方等を事前に確認しておきましょう」と呼びかけている。焚き火ができる場所の考え方は、焚き火ができる場所の記事にまとめている。

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熱は完全には遮らない|「耐熱」「耐火」の言葉はメーカーごとに違う

焚き火シートの性能を表す言葉は、メーカーによって違う。各社の表示を、言葉を変えずに並べると次のとおりだ。

製品素材(公式の表示)耐熱の表示(原文)熱についての注意(原文)
ロゴス たき火台シート主素材:ファイバーグラス「耐熱温度約500℃」「熱を完全に遮断するものではありませんのであらかじめご留意ください。」
コールマン ファイアープレイスシート生地/グラスファイバー「耐熱性600℃」(製品ページに記載なし)
DOD タキビバビデブーMガラス繊維(両面シリコン加工)「耐熱温度(連続使用温度):(約)250℃」(タンの製品ページ。カーキのページは「連続使用温度:(約)250℃」)「耐火性はありますが、断熱性はありません。」「断熱シートではないため地面への熱を遮断できるわけではありません。」
BUNDOK 焚火シートカーボンフェルト「耐熱温度/約700℃」(製品ページに記載なし)

数字の大きさだけで比べるのは難しい。DODは「連続使用温度」と書き添えているが、ほかの3社の公式ページには、どういう条件で測った温度なのかが書かれていない。コールマンの項目名は「耐熱温度」ではなく「耐熱性」だ。

ロゴスは、ピラミッドグリルのように熱源から地面まで十分な距離のある焚き火台の平均的な熱量を基準に設計し、設置場所に伝わる熱をやわらげるのが目的だ、と書いている。DODは「必ず耐熱温度内でご使用ください。」としている。シートを敷けば地面が熱くならない、という道具ではない。

公式で仕様と価格を確かめた4製品

各社の公式サイトの表示は次のとおり(2026年10月3日時点、価格は税込)。

製品価格サイズ重量販売の表示
ロゴス たき火台シート(80×60cm) No. 81064021通常価格1,980円、特別価格1,782円(ロゴスショップ公式オンライン)(約)縦80×横60cm総重量(約)270g「カートに入れる」ボタンあり
コールマン ファイアープレイスシート 型番20000373033,300円(コールマン公式オンラインショップ)使用サイズ約80×80cm、収納時サイズ約22×22×4cm330g「カートに入れる」ボタンあり
DOD タキビバビデブーM FR3-754-TN(タン)/ FR3-754-KH(カーキ)参考価格4,950円(約)W100×D100cm、収納サイズ(約)W22×D4.5×H32cm総重量(約)650g公式ストアは「現在、ご購入いただけるバリエーションがありません。」。「各販売店で購入」の案内あり。販売終了製品の一覧には載っていない
BUNDOK 焚火シート BD-498(カワセ)参考上代2,200円約600×600×3.5mm約140g製品ページは販売店・インターネットでの購入を案内。販売終了の表示はない(販売店のカインズは「販売終了」と表示)

価格・在庫の表示は時期で変わる。買う前に、各社の公式サイトや販売店で確かめてほしい。

ロゴス|80×60cm。広いワイドサイズもある

ロゴスのたき火台シートは、火の粉が芝生やウッドデッキに直に落ちるのを防ぐ耐火シートとして売られている。大きさを生かしてBBQグリルの下にも敷ける。使い方は、シートを広げて四隅をペグで固定し、ペグが打てない場所では四隅に石などの重しを置く。グリルや焚き火台は「シート内に収まるサイズ」のものを置くよう書かれている。

同じシリーズに、たき火台シート・ワイド(80×130cm、No. 81064023)もある。総重量(約)550gで、通常価格2,970円、特別価格2,673円(2026年10月3日時点)。大きめの焚き火台やグリルを使う人向けだ。

素材はファイバーグラスで、ロゴスは「表面に微細なガラス繊維が付着しているため、取り扱いの際は必ず軍手などを装着してからお取り扱いください。」と注意している。

コールマン|80×80cm、ハトメ付き

コールマンのファイアープレイスシートは、80×80cmの正方形。ハトメが付いていて、ペグで地面に固定できる。素材はグラスファイバーだ。コールマンは自社の焚き火の解説ページでも、焚き火台と焚き火シートをセットで用意する例としてこの製品を挙げている。

コールマン Coleman ファイアープレイスシート FIREPLACE SHEET 2000037303

DOD|八角形で、両面シリコン加工

DODのタキビバビデブーMは、100×100cmの八角形。8方向から焚き火を囲める形だ。生地はガラス繊維で、両面にシリコン加工をしている。DODはこの加工で、灰を拭き取りやすくし、ガラス繊維特有の肌への刺激(チクチクしやすさ)を軽くした、と書いている。

カーキの製品ページは、2022年6月の出荷分からシートの厚みを2倍の0.4mmにしたと案内している。DODは、表面のコーティングを傷めないよう「落下した薪などはすぐにシート上から拾い上げてください」と書いている。キャリーバッグが付属する。

BUNDOK|カーボンフェルトで約140g

BUNDOK(バンドック)はカワセのブランドだ。焚火シート BD-498 はカーボンフェルト製で、約60cm四方、重さ約140gと軽い。カワセは「本製品は野外レジャー用に収納性、携帯性を重視した製品です。常設及び日常使用など頻度の高いご使用は避けてください。」と書いている。

カワセは、電話や問い合わせフォームでの小売りはしておらず、近くの販売店やインターネットで買うよう案内している。カワセの製品ページに販売終了の表示はないが、販売店のカインズの通販ページは、この製品を「販売終了」と表示している(2026年10月3日時点)。店によって取り扱いが違うので、在庫は販売店で確かめてほしい。

チクチクが気になるなら、素材と加工を見る

ガラス繊維(ファイバーグラス・グラスファイバー)のシートは、手で触ると刺激を感じることがある。ロゴスは軍手などを着けて扱うよう求めている。DODは両面のシリコン加工で、この刺激を軽くしたとしている。BUNDOKはガラス繊維ではなく、カーボンフェルトだ。

以前の記事は、素材の種類ごとの手触りや耐熱温度を書いていたが、出典を示せないため取り下げる。素材と耐熱の数字は、上の表のとおり、各製品の公式の表示で確かめてほしい。

敷いても、芝生やテントのそばで焚き火してよいわけではない

焚き火シートは、焚き火をしてよい場所で、焚き火台の下の地面を守る道具だ。シートがあるから、焚き火が禁止の場所で焚き火をしてよい、直火禁止の場所でシートの上に薪を直接置いて燃やしてよい、ということにはならない。芝生のサイトで焚き火ができるかどうかも、シートではなくキャンプ場のルールで決まる。

焚き火台を置く場所は、テントから離す。コールマンの焚き火の解説ページは、火の粉がテントや衣服につくと燃えて穴が空くことがあるとして、「焚き火台はできるだけテントから離れた位置に設置しましょう」と書いている。この記事は、タープの下やテントの入口のそばも、焚き火台の置き場所として扱わない。

焚き火の後も、シートの上が冷えるまで気を抜けない。コールマンは、火が完全に消えるまで目を離さないこと、焚き火台に直接水をかけないこと(火が消えた後も、高温の状態がしばらく続くため)、灰は灰捨て場かキャンプ場のルールに従って処分することを挙げている。

テントの中では焚き火も火器も使わない|起きている間も同じ

焚き火シートを敷いても、テントの中で火を使ってよいことにはならない。NITEと消費者庁は、どちらも次のように呼びかけている。

発表元・資料日付書かれていること(原文)
NITE プレスリリース「増加するキャンプ需要~初心者が守るべき注意点~」2021年4月28日「テントの中などの換気が不十分な場所でたき火をしたり、ガスカートリッジこんろやポータブルストーブ、ランタンなどを使用したりすると、一酸化炭素中毒に至るおそれがあります。必ず屋外の風通しのよい場所で使用してください。」
消費者庁「行楽シーズン到来!安全にレジャーを楽しみましょう」2023年4月27日「テントの中などの換気が不十分な場所で、たき火やこんろ、ランタンなどを燃焼させると、一酸化炭素中毒に至るおそれがあります。必ず屋外の風通しのよい場所で使用してください。」

NITEのプレスリリースの本文資料は、燃焼器具を「特にテントの中やフライシートの下では絶対に使用しないでください」と書いている。2ルームサイズのテントの中でたき火をした実験では、「約 9 分で濃度が 200ppm を超えました」。同じ資料は、たき火では多くの一酸化炭素が出る場合があるとも書いている。テントの外で使っていても、風向きなどの条件によってはテントの中に燃焼した空気がたまることがある、とも注意している。

寝るときだけの話ではない。起きている間でも、テントの中では焚き火もストーブも、ほかの火器も使わない。テントの中のストーブについては、テント内のストーブについての記事にまとめている。

以前の記事の、薪ストーブの煙突まわりに焚き火シートを使う、という記述も取り下げる。焚き火シートは焚き火台の下の地面を守る道具で、ロゴスは「熱を完全に遮断するものではありません」、DODは「断熱シートではない」と書いている。煙突やテントを熱から守る道具として使わないでほしい。当サイトは、一酸化炭素中毒や火災の危険から、テント内での火器の使用をおすすめしない(NITE・消費者庁の注意喚起)。

以前の「10選」から外した製品と項目

以前の記事で紹介した10製品のうち、次の6製品は外した(2026年10月3日時点)。

以前紹介した製品外した理由
ICHIFUJI online 焚き火シート仕様と価格の載ったメーカー公式の製品ページを、今回の確認では見つけられなかった
FUNKS STORE たき火シート仕様と価格の載ったメーカー公式の製品ページを、今回の確認では見つけられなかった
Supracing タキトラ焚き火台シート仕様と価格の載ったメーカー公式の製品ページを、今回の確認では見つけられなかった
キャンプグリーブ 焚き火シート以前紹介した80×60cmの製品ページを、メーカーの直営ストアで見つけられなかった(今のストアにあるのは別の50×50cmの製品)
populuxcy(popluxy)焚き火シート仕様と価格の載ったメーカー公式の製品ページを、今回の確認では見つけられなかった
YOLER スパッタシート 2枚セット仕様と価格の載ったメーカー公式の製品ページを、今回の確認では見つけられなかった

通販サイトの商品ページの表示だけでは、公式の数字として書けないため外した。

「焚き火シートは100均やホームセンターでも購入できる」の節と、ワークマンの取り扱いの話も外した。店頭の品ぞろえは店や時期で変わり、今の状況を公式の情報で確かめられなかったからだ。大きさの目安として書いていた面積の倍率も、出典がないため外した。大きさは、ロゴスの「シート内に収まるサイズのグリルやたき火台を設置して下さい」を目安にしてほしい。

焚き火シートを買う前・使う前に確かめる4つのこと

  1. キャンプ場のルール:焚き火ができるか、どこでできるか、焚き火シートが必須か。直火禁止の場所では、シートの上で直火をしない。
  2. 大きさ:使う焚き火台やグリルが、シートの内側に収まるか。
  3. 公式の耐熱の表示と注意書き:耐熱の数字と、「熱を完全に遮断するものではありません」「断熱シートではない」などの注意を読む。表示の言葉はメーカーごとに違う。
  4. 置き場所:焚き火台はテントから離し、タープの下やテントの入口のそばに置かない。テントの中では、起きている間でも火器を使わない。
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この記事を書いた人

北海道の日本海を眺めながらアウトドアに関する情報を発信する「道産子アウトドア編集部」

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