パセコ CAMP-25は「屋外使用専用」|単2電池4本・純正ケース・灯油の扱いの注意

パセコ CAMP-25は「屋外使用専用」|単2電池4本・純正ケース・灯油の扱いの注意

パセコ(PASECO)の対流形石油ストーブ CAMP-25は、日本公式ショップの商品ページで、使用場所が「屋外使用専用」と書かれている。点火方法は「自動点火装置(単2電池×4本)」で、乾電池は購入者が自分で用意する。ここまでが、この記事でいちばん先に伝えたいことだ。

そして、テントの中や車の中では、このストーブを使わない。寝るときだけの話ではない。起きている間でも、テントの中では火をつけない。メーカーが屋外専用と案内している以上、「換気すればテントの中でも使える」という読み方はできない。

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「ケース」「電池」「灯油が漏れる」と検索する人が多い。この記事は、2026年10月4日に公式ショップ(paseco.jp)の商品ページと画像を確かめた内容と、NITE(製品評価技術基盤機構)・消費者庁の資料だけをもとに書く。価格は2026年10月4日時点の商品ページの表示で、税込か税抜かの記載はなかった。公式ページには「取扱説明書付(日本語)」とあるが、公式サイトで公開されている取扱説明書は見つけられなかった。購入前に中身は確かめられないので、説明書にしか書かれていない手順は書かない。

目次

CAMP-25の公式スペックは、使用場所が「屋外使用専用」

日本公式ショップの商品ページに書かれている項目を、そのまま表にした。

項目公式ページの表記
型番CAMP-25(カラーはアーミーグリーン・ブラック)
出力6.4kW/h
点火方法自動点火装置(単2電池×4本)/「乾電池はお客様でご用意下さい。」
タンク容量・燃料消費量7ℓ・0.65 ℓ/h(燃焼時間は約10時間)
サイズ・重さΦ445×440~570mm(ゴトク取り付け時は615mm。440mmは小型化した高さ、通常時570mm)・11.5 kg
使用場所屋外使用専用
安全装置振動自動消火装置付
価格49,980円(商品ページの表示。2026年10月4日時点。「予約注文」表記で、発送は「2026年10月上旬の見込み」)

本体の側面には「屋外使用専用 Outdoor Use Only」の黄色いラベルが貼られている。公式の商品画像(2788px)を拡大すると、そのラベルの下に「屋外であっても狭い空間では必ず換気を行うこと。一酸化炭素中毒死または酸欠による窒息死の恐れがあります。就寝時は使用しないこと。」と印刷されている。これは屋外専用の機器の表示で、テントの中で使ってよい条件ではない。換気をすればよい、就寝時でなければよい、という意味でもない。テントの中では、起きている間も使わない。

商品画像を拡大すると、同じ本体の「注意」ラベルに、転倒しやすい場所・傾斜のある場所・振動のある場所では使わないこと、風が直接ストーブに当たらないようにすること、周りに可燃性物質がない場所でのみ使うこと、ガソリンなどを使わないこと、が印刷されているように読める。字が小さく読み違いもありうるので、この記事では引用符を付けず、読めた範囲の要約にとどめる。風の話は、風よけにテントやタープで囲ってよいという意味ではない。手元の本体表示と取扱説明書を読んでほしい。

販売元は、公式ショップの「特定商取引法に基づく表記」で、Trade Garage株式会社(奈良県橿原市)となっている。

テントの中・車の中では使わない|起きている間も同じ

公式の説明画像は「キャンプストーブにおける革命」「車両搭載に便利」と打ち出しているが、テントや車の中で使えるとは、商品ページのどこにも書かれていない。「車両搭載に便利」は積んで運ぶ話で、車の中で使う話ではない。

「屋外使用専用」は、公的機関の注意喚起とも一致する。石油ストーブも、燃やせば一酸化炭素が出る。次の表は、公的機関の原文だ。

発表元・資料日付書かれていること(原文)
NITE 製品安全情報マガジン Vol.423「一酸化炭素中毒の事故」2023年2月28日号「テント内や車内などでは、石油ストーブなどの石油器具やガスこんろなどのガス器具は使用しないでください。一酸化炭素中毒や酸欠によって窒息し、死亡するおそれがあります。」
NITE プレスリリース「増加するキャンプ需要~初心者が守るべき注意点~」2021年4月28日「テントの中などの換気が不十分な場所でたき火をしたり、ガスカートリッジこんろやポータブルストーブ、ランタンなどを使用したりすると、一酸化炭素中毒に至るおそれがあります。必ず屋外の風通しのよい場所で使用してください。」
消費者庁「行楽シーズン到来!安全にレジャーを楽しみましょう」2023年4月27日「テントの中などの換気が不十分な場所で、たき火やこんろ、ランタンなどを燃焼させると、一酸化炭素中毒に至るおそれがあります。必ず屋外の風通しのよい場所で使用してください。」

どの文にも、「寝ているとき」という条件はついていない。

屋外専用だからといって、テントの出入り口のすぐそばに置いてよい、ということではない。置き場所や周囲との距離は、今回確かめた資料では示されていないので、取扱説明書と本体の表示に従う。一酸化炭素チェッカーを付ければテントの中で使ってよい、という話でもない。

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電池は単2×4本・購入者が用意する

点火は電池式の自動点火装置で、公式ページは単2電池4本と書き、電池は付属しない。買い忘れると点火できない場合がある。

本体の操作部には、赤い点火のレバーと、「緊急消火」のレバーがついている。本体の「使用方法」ラベルには「電池点火」「マッチ点火」「消火」の項目がある。電池の入れ方、向き、使用後に抜くかどうか、マッチで点火するときの手順は、取扱説明書で確かめてほしい。この記事では、説明書を見ていない手順は書かない。

純正ケースは公式ショップで販売している

CAMP-25用のケースは、日本公式ショップが「ストーブケース Lサイズ(CAMP-25用)」として販売している。商品ページには「パセコのCAMP-25用のケースです。」とだけ書かれており、価格は6,600円(2026年10月4日時点の表示、送料無料の表記。税込・税抜の記載はない)。商品画像では、オリーブ色の円筒形のバッグで、肩ひもとファスナーがついている。生地の素材は公式ページに書かれていない。

商品ページには、防水かどうか、灯油が漏れたときに受けられるか、断熱かどうか、といった説明は書かれていない。ケースを「漏れ止め」の代わりにしてはいけない。この記事では、メーカーが販売しているケース以外は取り上げない。

ケースに入れるときは、火が消えて本体が冷めていること、給油口のふたが閉まっていることを確かめる。冷めるまでの時間や、運ぶときの灯油の扱いは、取扱説明書で確かめてほしい。

「灯油が漏れる」は、公式のお知らせは確認できなかった

「ストーブ camp25 漏れる」と検索する人がいる。今回、パセコの公式ショップ(paseco.jp)の商品ページ・お知らせ欄と、検索で出てくる資料を確かめたが、CAMP-25の灯油漏れについてのお知らせやリコール(回収)の発表は、見つけられなかった。公式ショップのお知らせ欄(blogs/news)は、この日の時点で、記事が1本も入っていなかった。消費者庁のリコール情報サイトで「パセコ」「PASECO」「CAMP-25」「Trade Garage」を検索したが、2026年10月4日時点で該当はなかった。「漏れる」と言い切れる公式の資料は、確認できていない。

公式ショップには、CAMP-25の修理と簡易点検の申し込みページ(「修理(部品交換含む)+一般点検」)がある。ページには「ご注文前に「お問い合わせ」より弊社までご連絡をお願いいたします。」とある。症状があるときは、使わずに、まずここに連絡する。

灯油の扱いについては、NITEの注意が参考になる。NITEは、石油ストーブの使用前のチェックポイントとして、次のように書いている。

「カートリッジタンクの給油口ふたが確実に閉まっていること、漏れがないことを確認する。」(NITE プレスリリース「シーズン初めの石油ストーブ安全大作戦」2023年10月26日)

この文は「カートリッジタンク」の石油ストーブについて書かれたものだ。商品画像では、本体の下部に燃料計と給油キャップがあり、取り外して持ち運ぶカートリッジタンクの形には見えない。ただ、公式ページに「カートリッジ」の語はなく、同じ書き方が当てはまるかは取扱説明書で確かめるのが確実だ。給油後にふたと周囲を見る考え方は、どの石油ストーブでも変わらない。

NITEは同じ資料で、「燃料は新しい灯油を使う。ガソリンや混合燃料、昨シーズンの灯油は使わない。」とも書いている。NITEの別の資料は、変質した灯油には、色が変わっていないものもあり、使用中の灯油はその季節中に使い切るよう呼びかけている。灯油を入れるポリタンクは、灯油専用のものを使い、蓋をしっかり締めて暗所に置く。

買う前・使う前にやること

  1. 使う場所は屋外だけ:公式の使用場所は「屋外使用専用」。テントの中・車の中では、起きている間も使わない。
  2. 電池を単2×4本、買っておく:電池は付属しない。入れ方は取扱説明書で確かめる。
  3. 本体のラベルと取扱説明書を読む:この記事で触れていない注意も書かれている。転倒しやすい場所・可燃物のそば・ガソリンなどの使用は、本体ラベルで禁じられている。
  4. 灯油は新しいものを使う:ガソリン・混合燃料・昨シーズンの灯油は使わない(NITE)。給油したら、ふたと周囲を確かめる。
  5. ケースは公式のものだけ見る:Lサイズ6,600円。漏れを防ぐ道具ではない。
  6. 調子が悪いときは使わずに連絡する:公式ショップの「お問い合わせ」から。

発送が「2026年10月上旬の見込み」で、「予約注文」と表示されている。

紅葉の芝生のキャンプサイトに置かれた、低い折りたたみのアルミテーブルと折りたたみチェア
イメージ画像です。
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