日本気象の2026年紅葉予想は「平年並みか遅い」|札幌は平年より10日遅い11/7、紅葉キャンプは営業終了日に注意

日本気象の2026年紅葉予想は「平年並みか遅い」|札幌は平年より10日遅い11/7、紅葉キャンプは営業終了日に注意

日本気象株式会社は9月2日、2026年の紅葉・黄葉見頃予想(第1回)を発表した。秋の気温が全国的に平年より高めで推移する見込みのため、見頃は全国的に「平年並み」または「遅い」ところが多くなるという予想だ。札幌の紅葉(モミジ)は11月7日頃で、平年より10日遅い。東京は11月29日頃、大阪は12月4日頃で、どちらも平年並みの予想になっている。

株式会社ウェザーニューズも9月3日、同社の「ウェザーニュース」で2026年の紅葉見頃予想を出し、「見頃は全国的に平年より遅いかやや遅い」としている。日本気象は「平年並みか遅い」、ウェザーニュースは「遅いかやや遅い」で、どちらも平年より早いとはしていない。

スポンサーリンク

見頃が遅くなると、紅葉の時期とキャンプ場の営業終了日が近づく。ここに書いた予想は各社が9月初めに発表した時点のもので、キャンプ場の日付は各キャンプ場・環境省の公式サイトに載っているものだ(2026年9月30日に閲覧)。日本気象の次回(第2回)の発表は「10月上旬の予定」とされており、9月30日時点ではまだ出ていない。

色づき始めたカエデとブナの林に囲まれた湖畔のキャンプサイトで、チェアに座る人の後ろ姿
イメージ画像です。
目次

日本気象の第1回予想は「平年並みか遅い」、札幌と長野は9日以上遅い

日本気象株式会社の9月2日発表の予想では、地域ごとの傾向は次のとおりだ。

  • 北日本:紅葉は平年並み、黄葉は平年並みか平年より遅い
  • 東日本:紅葉・黄葉とも平年並みか平年より遅い
  • 西日本:紅葉・黄葉とも平年並み

発表文は「特に札幌や長野などの一部地域では、平年より9日以上遅い紅葉見頃となるでしょう」と書いている。主な都市の予想日は次の表のとおり。紅葉は主にイロハモミジ(札幌はヤマモミジ)、黄葉はイチョウが対象だ。

都市紅葉予想日平年差(紅葉)黄葉予想日平年差(黄葉)
札幌11/710日(平年より遅い)11/62日(平年並)
青森11/130日(平年並)11/64日(平年並)
仙台11/254日(平年並)11/296日(平年並)
東京11/291日(平年並)11/263日(平年並)
長野11/219日(平年より遅い)11/144日(平年並)
名古屋12/24日(平年並)11/17-1日(平年並)
京都12/116日(平年並)11/273日(平年並)
大阪12/43日(平年並)11/242日(平年並)
広島11/286日(平年並)11/205日(平年並)
高知12/97日(平年より遅い)11/161日(平年並)
福岡12/76日(平年並)11/277日(平年より遅い)
鹿児島12/10-5日(平年並)11/272日(平年並)

表は日本気象株式会社の発表にある14都市のうち12都市を抜き出した。金沢・和歌山を含む全都市の数字は、情報源のリンク先で確認できる。

ウェザーニュースの9月3日の予想も「全国的に平年より遅いかやや遅い」

ウェザーニュースは9月3日の発表で、北日本では9月下旬以降、東日本・西日本は期間を通して平均気温が平年より高い傾向が続くとみて、「今年の紅葉の見頃は全国的に平年より遅いかやや遅い所が多い予想」とした。発表の見出しは「北海道大雪山系は9月中旬、京都は11月下旬から見頃に」だ。

色づきについては、8月21〜25日にアプリ利用者2,641人に葉の状態を聞いた調査をもとに、北日本や関東を中心に「葉の状態は良好と言えそう」とし、「鮮やかな紅葉が期待できそう」とも書いている。一方で、雨や風によっては見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性があるとして、最新の情報の確認を呼びかけている。

スポンサーリンク

「予想日」と「見頃」は会社ごとに意味が違う

2社の日付は、指すものが違う。

発表元日付の意味(公式の説明)
日本気象株式会社気象庁標本木の観測基準に基づく、「木の大部分の葉の色が紅(黄)色に変わった状態になった最初の日」の予想
ウェザーニュース見頃は「一つの名所の中で、全体の約7割が色付いた日から落葉が始まった日まで」

日本気象の都市の予想日は、その都市の木についての1日の予想だ。キャンプ場のある山あいや湖畔の見頃とは別物で、都市の日付をそのままキャンプ場に当てはめることはできない。

「平年」の取り方も違う。ウェザーニュースは見頃開始日の平年を「2004〜2025年の期間で、紅葉が見頃を迎えた日の平均」としている。日本気象の発表は平年紅葉日の日付を示しているが、期間は書いていない。2社の「平年より◯日遅い」は、そのままでは比べられない。

また、日本気象協会の「tenki.jp」の紅葉情報ページは、9月30日時点で2026年の見頃予想日を出しておらず、載っているのは色づきの段階(青葉〜落葉)で、予想のリンクは「2025年紅葉見頃予想」のままだった。「日本気象」と「日本気象協会」は別の組織なので、予想を引くときは発表元の名前を確かめたい。

キャンプ場のある山あいは都市より早く、北日本の山間部は10月上旬から

日本気象株式会社の予想では、紅葉の見頃は北日本の山間部で10月上旬から11月中旬、東日本と西日本の山間部で10月下旬から12月上旬にかけてとなる見込みだ。平野部はそれより遅く、北日本で10月中旬から11月下旬、東日本・西日本で11月下旬から12月中旬にかけてとされている。

色づきは山から進んでいる。tenki.jpでは9月30日時点でニセコアンヌプリ、立山・室堂平、尾瀬、黒岳、層雲峡紅葉谷、犬倉山が「紅葉見頃」と表示されていた。尾瀬のキャンプ場の今季の営業は尾瀬のキャンプ場3か所は10/24泊で今季終了にまとめている。

赤や黄色に色づいた山の斜面と、登山道の手前に立つハイカーの後ろ姿
イメージ画像です。

紅葉キャンプは、見頃より先に「営業終了日」を確かめる

見頃が平年より遅れると、山あいのキャンプ場では見頃の終わりと営業終了日が重なりやすい。公式サイトで確認できた日付は次のとおりだ。

場所2026年の期間(公式の表記)確認した公式ページ
宇樽部キャンプ場(青森県十和田市、十和田湖畔)2026年の営業は4月25日から11月8日まで宇樽部キャンプ場
上高地(中部山岳国立公園)開山期間は令和8年4月17日(金)~11月15日(日)(※上高地の開山期間で、キャンプ場の営業期間ではない)環境省 信越自然環境事務所
小梨平キャンプ場(上高地)テントサイトは2026年4月20日(月)~11月3日(火)泊まで(2026年3月17日のお知らせ)小梨平キャンプ場

宇樽部キャンプ場は十和田湖の東側の湖畔にあり、公式サイトはブナ・ミズナラ・カエデといった落葉広葉樹が広がると紹介している。施設案内ページの料金は、宿泊の入場料が310円/人(大人・子供共通)、フリーサイトが210円/張、AC電源付きのオートキャンプサイトが1,570円/区画、宿泊時の駐車料金は普通車520円だ。施設案内の料金欄に税込・税抜の表記はないが、公式の予約画面は「円(税込)」「内税」で表示している(2026年9月30日時点)。予約はインターネットで受け付けており、予約画面では11月8日(日)の宿泊まで選べた。なお、公式サイトの「インフォメーション」ページの営業期間は、9月30日時点で「2025年4月26日(土)~11月8日(土)」と前年の表示のままで、2026年の日付はお知らせ(3月5日)によった。

上高地は開山期間中、マイカーで乗り入れできない。環境省の発表では、松本方面は沢渡駐車場、高山方面は平湯あかんだな駐車場でバスかタクシーに乗り換える。通行できる時間は5時~19時(7月・8月は5時~20時)だ。

上高地の開山期間は11月15日までだが、小梨平キャンプ場のテントサイトはそれより早く終わる。運営の2026年3月17日のお知らせは「2026年シーズンのテントサイト営業期間は、2026年4月20日(月)~11月3日(火)泊までです。」としている。公式サイトの「冬期閉山中(11月下旬〜4月中旬)」は、冬の間の問い合わせ先(0263-94-2536)の見出しで、営業終了日の目安ではない。(2026年10月1日に営業期間を訂正)

朝晩の冷え込みは寝袋と服で備える

日本気象協会 東北支社の気象予報士は9月24日のtenki.jpの解説で、10月に入ると東北北部では最低気温が10℃前後まで下がる日もある見込みだとしている。山や湖畔のキャンプ場では、夜の冷え込みに合わせた寝袋・マットと、重ね着できる服を用意したい。

寝袋を持っていない場合、宇樽部キャンプ場には寝袋+インナーシーツセット(750円、税込・1泊)のレンタルがあるほか、hinataレンタルのような宅配のレンタルで寝袋を借りる方法もある。

秋のキャンプサイトで、厚手の寝袋とマットを広げて準備する手元
イメージ画像です。

寒くても、テントの中では起きている間も火器を使わない

寒くても、テントの中でストーブやガスこんろを使ってはいけない。NITE(製品評価技術基盤機構)は「テント内や車内などでは、石油ストーブなどの石油器具やガスこんろなどのガス器具は使用しないでください。一酸化炭素中毒や酸欠によって窒息し、死亡するおそれがあります。」と注意している。消費者庁も、テントの中などでたき火やこんろ、ランタンなどを燃焼させると一酸化炭素中毒に至るおそれがあるとして、「必ず屋外の風通しのよい場所で使用してください」としている。寝るときだけの話ではなく、起きている間でもテント内では火器を使わない。換気をすれば使える、という意味にも取らないでほしい。

火器を使わない寒さ対策は冬キャンプの暖房と防寒対策や冬キャンプのテント内レイアウトで扱っている。テント内のストーブについてはテント内でストーブは使える?で詳しく書いている。

十和田湖のある青森県は、11月30日までクマ出没警報

紅葉の時期はクマの活動期とも重なる。青森県は県内全域にツキノワグマ出没警報を出しており、期間は「令和8年4月20日(月)~令和8年11月30日(月)」だ(県のページは2026年8月22日更新)。十和田湖の宇樽部キャンプ場も青森県にある。食べ物やごみの管理など、キャンプ場で守ることは秋キャンプの熊対策2026にまとめている。

紅葉キャンプの計画は、①予想の発表元と発表日を確かめる、②キャンプ場の営業終了日を公式で確かめる、③冷え込みとクマの情報を出発前に見直す、の順で立てるとよい。日本気象株式会社の第2回予想(10月上旬予定)が出たら、見頃の日付も変わる可能性がある。

スポンサーリンク

情報源

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

Warning: Attempt to read property "display_name" on bool in /home/macd/8agarage.co.jp/public_html/sotopia.8agarage.co.jp/wp-content/themes/swell/classes/Utility/Get.php on line 661

Warning: Attempt to read property "description" on bool in /home/macd/8agarage.co.jp/public_html/sotopia.8agarage.co.jp/wp-content/themes/swell/classes/Utility/Get.php on line 662

Warning: Attempt to read property "user_url" on bool in /home/macd/8agarage.co.jp/public_html/sotopia.8agarage.co.jp/wp-content/themes/swell/classes/Utility/Get.php on line 667

この記事を書いた人

目次